2022年10月3日

遺品整理

いつかはしなくてはいけないのが遺品整理です。親が他界した後、心の整理をつけるためにも大事な作業です。

遺された親の気持ちを考える

片親が家に遺った場合は、遺された親の気持ちと体調を汲んだ上で作業を進めます。遺品をすぐ片付けて気持ちを切り替えたい人もいれば、故人の愛用品に囲まれて余生を過ごしたい人もいるからです。

「毎月1回」「お盆と暮れに」など、「実家に帰る時に手伝うからね」と声をかけ、一緒に整理するとよいでしょう。

家電や本、着物などリサイクルできるものは業者に引き取ってもらう方法もあります。粗大ゴミは、自治体のルールに従って出します。

意外に処分に困るのは手紙や写真類です。パソコンやスマートフォンのデータと同様に手紙や写真をデジタル化し、USBやCD-ROMに保存しておくとよいでしょう。

空き家になった実家の片付けも先延ばしにするとおっくうになりがちです。日程と時間を決めて一気にやったほうが、ストレスが少ないかもしれません。

賃貸住居の場合は、時間勝負です。大切なものだけ別にして遺品処理業者に依頼するのも一案です。多くは「トラック何トンでいくら」という料金体系ですが、トラブル回避のためにも見積もりを出してもらい、数社比較検討した上で依頼しましょう。

形見分けをする

60代以上の既婚女性に形見について聞いたところ、「形見をもらってほしい人がいる」人は4人に1人だそうです。

故人の思いを強要せず、もらう側が困らないものだけ遺族や友人で形見分けをしましょう。