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葬儀後の支払いと挨拶回りのマナー


宗教者やお世話になった人に挨拶回り葬儀中に、世話役などに任せていた事務的なこと(香典及び香典帳、供物・供花の記録帳、弔辞・弔電、会葬者芳名帳・名刺、出納帳・領収書・残金など)は、なるべく早く遺族が引き継ぐ事をお勧めします。出来れば精進落としを終えた後が最適です。寺院、神社、教会などには葬儀の翌々日位までにはお礼に伺い、葬儀や戒名などの謝礼金をお渡しします。

 奉書紙に包むか白い封筒に入れ、仏教では「御布施」、神式は「御神饌料(御祭祀料)」、キリスト教は「献金」と表書きします。「御礼」なら宗教を問いません。葬儀当日に謝礼金を渡し葬儀後の挨拶を省くケースも増えています。

 葬儀で特別に世話になった人や、世話役代表などにも、遅くとも初七日までに挨拶に伺います。手土産は必要ないとされていますが、最近はお菓子や商品券などを持参する事が多いようです。葬儀当日に「御車代」を渡し、挨拶回りに代えることもあります。葬儀には参列せず弔電や供物、香典などを送ってくれた人には礼状を出します。

勤務先への挨拶は事務手続きも兼ねると効率的

 故人が在職中だった場合は、勤務先にも挨拶に伺います。社員数に合わせた菓子折りなどを持参しましょう。私物の整理や事務手続きも済ませるため、会社に返却するものや、依頼する事務手続きなどを確認し、必要なものを持参します。

 葬儀社から葬儀の請求書と明細書が届いたら、早めに見積書と照らし合わせて内容に間違いがないかを確認します。不明点がある場合は葬儀社に問い合わせ、解決してから支払ってください。

 仏式の香典返しは、香典の3分の1から半額程度の金額の品物を贈ります。四十九日の忌明け後に贈るのが一般的ですが、最近では葬儀当日に渡す「即日返し」も増えています。なお、香典返しは絶対必要なものではないので、しない時は、その理由も述べた挨拶状のみ送ります。

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