
物を減らして、整理整頓
転倒などの家庭内事故を防ぐためにも、精神的に健全に暮らすためにも掃除は欠かせません。整理整頓されていればモノを探すことも少なくなります。
モノを整理するという作業は体力、気力がないとできません。老化とともに片付けが出来にくくなるようです。
一緒に片づける
散乱する古新聞や衣類、タコ足配線の電気コード、台所の床が油や水で濡れているなど、掃除ができていない状況は高齢者にとって危険が伴います。不衛生な室内は食中毒やハウスダストも心配です。
普段、親の手が行き届かない場所は掃除をしてあげましょう。「一緒に片づけよう」「一緒に捨てに行こう」とサポートしてくれる人がいれば、ゴミ屋敷にはなりません。
経済的に余裕があれば、掃除代行サービスを「プレゼント」として契約するのも一案です。掃除を他人に頼むのは気がひけるという親も、「せっかくだから」と受け入れやすくなるでしょう。
不用品の処分は親が納得してから
不用品は思い切って処分し、足元になるべくモノを置かないように心がけましょう。
ただし「こんなものいらないでしょ」と思うものでも、親には思い入れがあるものがあります。例えば包装用のリボン、紙袋、輪ゴムなど、そういう場合、「5つあれば、いざという時に心配ないよね。だから、あとは処分しましょう」と話せば、高齢者も納得しやすくなります。
モノが減って部屋の使い勝手がよくなったと親が実感すれば、片付けにも積極的になれるはずです。
普段のゴミ出しも、自治体によってはボランティアが代行してくれます。粗大ゴミは、子ども自身が帰省する日に合わせて収集を手配するのもよいかもしれません。
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